ペルシャギャッベ

もこもこの幸せ

ギャッベは素朴で味わい深い伝統的なペルシャ絨毯の種類です。パイル構造の粗い織りが特徴でふかふかしており、遊牧民の生活で寝具の役割として使われていたものです。

ギャッベはザグロス山脈周辺の遊牧民によって多くが作られてきました。クルド族、ルリ族、カシュガイ族、バクチアリ族などが知られており、織手の多くはこれら遊牧民の女性です。

ギャベのデザインは稚気溢れた可愛らしさが特徴です。遊牧民の暮らしの中に見られる動植物や山や森などのモチーフや暮らしに根付いた願いを込めた文様などが表現されます。

使われる色使いは多様で多くは草木染が残っているとされます。実際染色の不均一と仕上げ洗いによって現れるアブラッシュとも呼ばれる味わい深い色のムラやグラデーションがきれいに現れているものが多く見られます。

かつては遊牧の暮らしの中で自らの使用を前提に織られていたギャッベでしたが、欧州での人気に応じて次第に商品として出荷が増え、20世紀後半に多くの織手を使ったゾランヴァリなどのブランド商品も作られるようになりました。

表示件数 25
1件〜25件（該当商品 全52件）
表示件数 25
1件〜25件（該当商品 全52件）